こんちゃ、こぉです。
以前に「フリーランスSEとは?稼げるの?」という記事を書きましたが
その中でフリーになってから初めてやったこととして「確定申告」と書きました。
https://putachan.net/freese/
こぉは訳あって2020年はフリーランスから雇用社員へ戻ってます。
そのため2020年はフリーランス+雇用社員が混ざったケースの確定申告をやりました。
フリーになったときから税理士さんにお任せしてたので今回1から全部自分でやったのは初でした!
つまり今まで税理士さんが作ってくれていた自分の確定申告をみながら自分で作るというある意味チート笑
でも確定申告なんて自分でできるの?とやったことない人は思いがちですが、大丈夫です。
特にSEは経費や必要な項目も少ないので少し手間なだけで誰でもできます。
本記事は以下の人向けです。
・フリーランス(個人事業主)1年目で確定申告(青色)のやり方わからない人
・フリーランス(個人事業主)でいつも税理士さんにお任せしてたけど今年は自分で確定申告してみたい人
といいつつ、本音は来年のこぉくん向けなのでわりとメモ書き感あるかもです、すみません笑
確定申告とは
自分の所得を申告して所得税を払うことです。
所得税を払うことだけが目的ではないですが大体このイメージでいいと思います。
確定申告には青色と白色があります。
青色は税制メリットが大きい代わりに必要な項目が増えます。そして税務署の事前承認が必要です。
2021年に青色やってみたいという人は多分間に合わないので白で我慢しましょう笑
税理士さんのおかげでこぉくんは青色承認を得ているため本記事も青色の書き方です。
そして今回はフリー+雇用のハイブリットですのでそれぞれ書いていきます。
以下ざっくり必要な項目を整理します。
収入
フリー:売上のこと。
雇用:給与(いわゆる額面)のこと。源泉徴収票から転記します。
所得
フリー:収入から経費を引いた金額のこと。
雇用:手取りのこと。源泉徴収票から転記します。
所得控除
フリー:各保険料のこと。ふるさと納税もココに入ります。
雇用:各保険料のこと。源泉徴収票から転記します。
所得税
上記3つの入力が終われば課税所得(税率がかかる所得)が算出され所得税が自動計算されます。
ここで計算された所得税が本来納める税金なのですが、雇用の場合は源泉徴収税があります。
源泉徴収税とはこんだけ稼いでるなら所得税こんくらいっしょ?と勝手に給与から税金を天引きするシステムですね。
これが確定申告で計算された本来納めるべき所得税より源泉徴収税が高かったらその差額税金を返しますね というのが還付です。
例えば本来の所得税が10万円でした。でも源泉徴収税として給与から年間15万円引かれてました。
→5万引かれすぎてたので戻しますねー。ってことです。
源泉徴収税は元々高く設定されがちですので、確定申告によって還付されることはある意味自然なことですね。
どんどん確定申告していきましょう。本来税金は自己申告なのです。
青色申告の方式決定
まずやり方を決めます。
印刷して書面提出
印刷して税務署に直接いくやつです。
ひぃちゃんの2019年の確定申告でこの方式にしましたが今はコロナ渦もありオススメできません。
e-tax(ID/パスワード方式)
税務署への事前申請でアイパスをもらって申告する方式です。
一度アイパスGETできればコスパ面ではこの方式がベストですがマイナンバーカードが普及する暫定方式とのこと。
ひぃちゃんの2020年確定申告時に税務署でアイパス発行してもらったつもりが発行できてなかったらしく2021年トラブりました。
こぉの確定申告は結局↓のマイナンバーカード方式にしました。
e-tax(マイナンバーカード方式) ★オススメ
ICカードリーダライタが必要という最大のデメリットを抱えるこの方式ですが
逆にいうとICカードリーダライタさえあれば最適な方式です。
正直リーダライタ買うの躊躇ってましたが最初だけです。
どうせ毎年やるんならアイパス管理も不要なマイナンバーカード方式でいきましょう。
色んな製品がありますが信頼性でNTTコミュニケーションズの製品がオススメです。
というわけでは本記事はe-tax(マイナンバーカード方式)で進めます。
青色申告の事前準備
必要なものです。今はスマホでもできるようですがこぉはPC(Windows)でやります。
ICカードリーダライタ
マイナンバーカードを扱いますので信頼性のあるものをチョイスしましょう。
マイナンバーカードと暗証番号
いわずもがな。持ってない人はすぐ作りましょう笑
たまにセキュリティを気にする人がいますが気にしてたらキリがないモノの1つです。
暗証番号は4ケタと6ケタの2種類使います。不明な場合はすぐに税務署へ手続きしておきましょう。
PC(Windows)
こぉはMAC使えません汗
愛PCはsurface proちゃんです。
各保険控除証明
個人で契約している生命保険とかですね。
就労不能とかは意外にも介護保険らしいですね。
社会保険は源泉徴収票にあります。
寄附金受領証明
ふるさと納税の受領照明を準備しましょう。
ユニセフなどに寄付されている場合も準備必要です。
小規模企業共済掛金
こぉはフリーになった時に小規模企業共済を始めたのでその掛金は全額控除対象です。
収入と経費
こぉはこれをExcelでまとめてます。
収入は月ごとにまとめて、経費はクレカ明細をDLして科目分類してます。
経費が多いと大変ですがフリーランスSEはそこまで多くないのでExcelのフィルタ駆使してやるといいと思います。
このExcelですが意外と大事でして、事前に作っておくことオススメです。
収入と所得はココで計算して確定申告に転記します。記録にも残せますからね。
なお、ココで計算するのはすべてフリーランス側の必要項目の計算です。
雇用側の項目はすべて源泉徴収表に書いてあります。源泉徴収表さえあればほぼ準備不要です。
青色申告の手順
手順を記載します。1年たつと絶対に忘れますので笑
申告書作成までの操作
①国税庁 確定申告書等作成コーナー > 作成開始
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl
②e-taxで提出 マイナンバーカード方式
③e-tax事前準備セットアップ
基本的になすがままにしていれば問題ないですがマニュアルもあるようなので不安な方はみながらどうぞ。
https://www.e-tax.nta.go.jp/manual/manual_web_ie.pdf
④マイナンバーカード認証 > 4ケタの番号入力 > 検索完了
⑤登録情報確認 > 申告書等を作成する
⑥令和XX年度分の申告書等の作成
⑦決算書・収支内訳書 ※所得税は後で作成するフローになります
⑧作成開始
・e-taxで送信する ※デフォチェック
・青色申告決算書を作成する
以下「青色申告決算書・収支内訳書」と「所得税の確定申告書」と分けて手順記載します。
青色申告決算書・収支内訳書
青色申告決算書(一般用) > 「営業等所得がある方はこちら」 ※フリーランスSEは営業所得でOKです
①売上(収入)金額(雑収入を含む)
月ごとにまとめておいた収入(売上)を入力します。
仕入れは入力なくてもOK。
②各経費入力
クレカ明細など科目分類しておいた経費をそれぞれ入力します。
こぉは会議費と車両費は手動追加してます。
③貸倒引当金
「年末における一括評価***」という項目に”実際には入金ないけど見込まれる売上”を記載します。
「本年分繰入限度額」に自動計算された値を「本年分繰入額」に入力します。
④入力終了して「青色申告特別控除前の所得金額」が自動計算されていることを確認 > 次へ
青色申告特別控除の入力
e-taxでやる人は65万満額いっちゃいましょう。
①青色申告特別控除額を「65万円」
②電子帳簿保存の承認申請書を提出し* 「はい」
③決算書等作成コーナーで貸借対照表を* 「作成する」
貸借対照表(一般用)
この表は正直こぉも殆どの項目がわけわかめですが、
今回は税理士さんの作った賃借対照表をベースにこぉなりに組み上げました。
入力項目は主にこの5点です。
①その他の預金
前年度と今年度の預金額を記載します。
②売掛金
前年度と今年度の”実際には入金ないけど見込まれる売上”を記載します。
今年度のは決算書の「貸倒引当金」で出てきましたね。
④事業主貸
期末の①+②です
⑤貸倒引当金
決算書の「貸倒引当金」における繰入額を参照します。
前年度と今年度の2つ必要です。
⑥元入金
資産の部(期首)の合計 – 貸倒引当金(期首)で計算できます。
期末も同じ値になります。
⑦次へ
※資産と負債の各期首と期末合計が異なっているとエラーになる
住所・氏名等の確認をしながら次へ次へと進んでいき「所得税の確定申告を作成する」
【所得税の確定申告書】
申告書作成までの操作
①マイナポータルと連携するか否か
マイナポータルと連携準備があれば連携していいと思います。
こぉは特に準備してないので「連携しない」で進めてます。
②作成する確定申告書の提出方法
e-Taxにより税務署に提出する。
③申告内容に関する質問
給与以外に申告する収入はありますか?「はい」
税務署から青色申告の承認を受けていますか?「はい」
税務署から予定納税額の通知を受けていますか?「いいえ」
所得税の確定申告書
①事業所得(営業・農業) ※自動
②給与所得
書面で交付された年末調整済みでない源泉徴収票の入力
源泉徴収票をみながら入力します。ここで入力した値が後の社会保険料控除にも反映されます。
③次へ
④社会保険料控除 ※自動
⑤小規模企業共済等掛金控除
「独立行政法人中小企業基盤整備機構の共済契約の掛金」に掛金を入力します。
⑥生命保険料控除
準備しておいた控除証明書をみながら入力します。
⑦寄附金控除
準備しておいた受領照明書をみながら入力します。
⑧次へ
⑨青色申告特別控除額に65万が入っていることを確認 ※自動
⑩還付金を確認 > 次へ
⑪還付金受け取りや住所など確認
あとはなすがままに画面を進めていけばfinishです。
お疲れ様でした。