日本の投資人口は20%~30%と言われています。
興味はあるけど行動に移せていない方もいるのではないでしょうか?筆者もその内の1人でした。
そんな中、2020年からインデックス投資を本格的に始めて2024年で丸4年経ちました。
インデックス投資においてはまだ4年しか経っていない訳ですが、それでも世界は色んなことが起こりそれを株式市場を通して経験することで、この4年でインデックス投資家としてかなり鍛えられてきたと感じます。
そんな私たちの投資状況を1円単位で公開します。
2020年からのリアルな投資旅行をお楽しみください♪
最後に投資初心者におすすめしたい保有ファンドもご紹介します!
一番気になる投資1年目にボリュームを持たせたよ!
2/13はNISAの日♪
投資を始めるきっかけ
インデックス投資を始めようと思ったきっかけは完全に両学長のリベ大Youtubeでした。
NISA制度も始まったばかりで興味はあったものの後一歩踏み出せずにいたところ、学長のYoutubeで背中を押された記憶です。
投資に「絶対」はありませんが、それも踏まえた上で分かりやすく客観的に投資について解説してくれる学長の動画は投資の義務教育といってもいいと思います。
【2020年】投資元年
一番最初の投資は誰もが期待と不安でいっぱいです。
長期を目的としつつもトータルリターンがマイナスになったら心配になるし逆にプラスになれば嬉しいものです。
私たちの投資元年である2020年について実際の楽天証券のグラフ(トータルリターンと投資額)と照らし合わせながら推移を詳しくみていきます!
トピック(マイナスが大きい等)ごとに説明していくよ!
2月 トータルリターン【+27円】
最初のトータルリターンは+27円。もはや可愛いですね。
まずはつみたてNISA(旧称)で投資信託を選ぶことから始めたのを覚えています。
どのファンドがいいのか分からず、2人で話し合った結果「それぞれ良いなと思ったファンドを2つずつ均等に買う」ことにしました。
当時はファンドを分けること、これが分散投資だと思っていました。
しかし実はこれがプチ失敗。
分散とは株式+債券+不動産など特性の異なる投資先を分けることだと後から知ります。
私たちの現在の投資方針でいうと最初から全世界株かS&P500だけを買えばベストな投資スタートでした。
分散には資産・地域・時間の3種類あるけどココでは資産分散のことだね
まずは始めてみることが大事だよね!
3月 トータルリターン【-16,562円】
投資を始めてまだ2か月目ですが、投資額66,666円に対してトータルリターンがまさかのマイナス16,562円!
投資初心者としては「失敗したかも…」と思っちゃいますよね。
実際この時の含み損は2020年で一番のマイナスでした。(グラフの通り)
このマイナスの原因は新型コロナが流行り始めた時の暴落「コロナショック」です。
世界的に株式が落ち込んだ訳ですが、逆にマイナス16,562円程度で済んだのは投資始めたばかりだったことに他なりません。
大きなマイナスが出た時は、更にどんどんマイナスになっていくのでは…と思うのが人間心理。
しかしここで辞めては本末転倒です。
インデックス投資において短期的なマイナスはすべて想定内です。
リベ大のYoutubeで学んだ通り、たんたんと積み立てていくことを続けました。
そして4年間の投資成績において実は一番大きいマイナスが今回の16,562円でした。
グラフの通りトータルリターンは上がったり下がったりしつつも緩やかに右肩あがりを続けます。
その後もマイナスだったのは投資を始めた数カ月だけで、トータルリターンは長期的にプラスに推移していくこととなります。
ここが一番のマイナスだったんだ!
6月 トータルリターン【+13,247円】
3月のマイナス16,562円から3か月後、グラフの通り緩やかにプラスに転じていき6月にトータルリターン+13,247円を記録。
投資額が約13万円なので割合でいうとまだ約1%の含み益ですが、投資を始めて4カ月でプチ暴落と回復を経験しました。
11月 トータルリターン【+11,302円】
6月の+13,247円を記録してから緩やかに右肩上がりを続けていましたが、11月に差し掛かりながら下落していき11/2にはトータルリターン+11,302円まで落ち込みました。
この時の下げ幅は1万円以上でした。
しかしこの時点で我々の投資歴は10か月目。トータルリターンも積み上げられており、この程度の暴落ではマイナスに転じることはありませんでした。
これが恐らく投資歴3カ月だとトータルリターンはマイナスになっていたと考えられます。
こういった経験からも時間を味方にする複利効果を実感することができ、何があってもファンドを売らない握力が鍛えられていきました。
12月 トータルリターン【+39,618円】
11月の暴落から一転、12月末には+39,618円となりました。
投資額247,664円に対して割合にすると+15%のトータルリターンとなり投資元年としてはかなりの好成績です。
ただ私たちがしていたのはつみたてNISAで積立設定をしただけ。まさにほったらかし投資です。
しかし世界経済に投資している以上、最終的にマイナスになっていてもおかしくありません。
「世界は緩やかに成長していく」
インデックス投資の基本的な考え方ですが、マイナスになる年だって十分あり得ます。
実際この後出てくる2022年は年間通してマイナスでした。
そういう年に当たる可能性も十分あり得ますので、これから投資される方は最初の投資年がマイナスになる覚悟をもって投資されることをオススメします。
ここまでが結婚前カップルの投資状況!
【2021年】好調な2年目
2021年は私たちにとっては投資2年目。
結論からいうと好調でした。
2020年は投資元年(1年目)ということでかなり詳しく投資状況をみていきましたが、ここからは基本的に大体年初と年末だけご紹介します。
そして1年目のプチ成功もあり、2021年4月からは追加の証券口座を作りました。
1年目の楽天証券は妻ひぃちゃん♀の名義でNISA口座を共同で運用してました。とりあえず始めることを優先したのでどちらの名義でも良かった感じですね。
2年目は夫こぉくん♂の名義でも楽天証券のNISA口座を作りこれも共同で運用することにしました。元々こぉくん♂は個人でSBI証券のNISAをやっていましたが、せっかくなら共同財布でやろうと考えSBIから楽天にNISA口座を移管しました。
よって2021年からはデュアルNISAとなりました。
実際には特定口座で余剰資金を運用したのでNISA+特定口座で投資していくことになりました。
投資先はもちろんすべてインデックスファンドです。
この年から夫婦投資家になりました!
1月 トータルリターン【+39,790円】
2021年初は+39,790円からスタート。
多少の暴落があってもすぐにマイナスにはならなさそうで安心です。
実際グラフの通り緩やかに右肩上がりを続けていきました。
12月 トータルリターン【+173,929円】
2021年は最終的にトータルリターン+173,929円に落ち着きましたが、年末にかけてかなり乱高下してました。
これは新型コロナ オミクロン株の流行が原因です。
投資額は約62万円に対しトータルリターンの割合は+27%!
怖いくらいに好調な投資2年目となりました。
別口座でも好調
こちらが2021年4月から作った別口座の投資状況です。
NISA口座に加え特定口座にも余剰資金を投入しているので投資額とトータルリターンが大きく見えますが、割合にすると+11%です。
2020年から投資している口座は+27%なので、いかに時間を味方にするのが重要なのか実感させられます。
投資をいつ始めるかタイミングに悩んでる方は私たちの2つの証券口座の投資成績を見れば答えが出るはずです。
「投資は今すぐに始めるのが一番お得」です。
目先の株価なんて関係ありません。
それより悩んでいる時点で時間ボーナスをどんどん失っていくことに気づいて欲しいです。
投資は思いったら吉日。あとから方向性は修正できます。行動は今すぐに。
【2022年】株式市場に台風直撃?
投資3年目の2022年は株式市場は荒れに荒れました。
世界的なインフレとウクライナ侵攻が大きく影響したようです。
結果、私たちのインデックス投資状況も年初リターンは初のマイナス10万円に着地。
しかし2年の積み上げのおかげでトータルリターンとしてはプラスを保つことができました。
2022年が最初の投資年の方はいきなりマイナスを記録したことでしょう。
3月 トータルリターン【+56,357円】
グラフの通り2022年の株式市場は乱高下が激しく、中でも3/8が一番低いトータルリターンとして+56,357円を記録しました。投資額726,987円に対する割合は約7%まで落ち込み、元々年初のトータルリターンが+約17万だっただけにかなりの下落幅となりました。
もちろんこれも短期的な誤差。
インデックス投資家としては静観し続けました。
12月 トータルリターン【+88,771円】
年末の着地点は+88,771円。
3月の+56,357円から殆ど上がらず年初リターンとしてはマイナスとなりました。
一方、つみたてNISAだけで投資額は100万を超えました。
別口座でも荒れ荒れ
こちらの別口座でも同じように荒れたグラフとなりました。
トータルリターンはプラスを保ってくれるのだけが救いです。
【2023年】台風後の快晴
2022年の荒れまくった株式市場を台風に例えるとしたら2023年は台風が過ぎ去った後の快晴でした。
トータルリターンは右肩上がりを続け最高値を記録。
「投資してて本当に良かった」と思える年になりました。
12月 トータルリターン【+538,321円】
いきなり年末の状況からですが、最終的にトータルリターン+538,321円となりました。
金額的にもかなりの額になってますし、投資額150万円に対しての割合も+34%と絶好調。
2022年が不調だった反動なのでしょうか。
別口座でも絶好調
トータルリターンがなんと100万円越え。
お金がお金を生む仕組みを身をもって体験しております。
【2024年】投資を始めて丸4年
本記事を執筆している2024年2月でインデックス投資を始めて丸4年が経ちました。
まだ年途中なので2024年がどういう年になるのか誰にもわかりませんが、今のところ絶好調。
引き続きコツコツ積み立てていきたいと思います。
2月 トータルリターン【+758,326円】
こちらがインデックス投資を丸4年続けたグラフです。
最初の内は少額の積立なのでトータルリターンの変動幅も小さいですが、投資額が大きくなるにつれ振れ幅が大きくなっていくのがわかります。
しかしここまで来ると多少の暴落があってもトータルリターンがマイナスになることはなさそうです。(油断は禁物)
別口座も同じようなグラフになっており、インデックス投資がいかに再現性のある投資手法であることを実感できます。
保有ファンド
それぞれの証券口座で保有しているファンドをご紹介します。
楽天証券では投資枠ごとに分けて表示されますが基本的に現在は2つのファンドだけ追加購入しています。
積立継続している2つのファンド
口座①:S&P500
口座②:全世界株式
口座①(4年選手)
口座②(3年選手)
まとめ【大公開】4年間投資を続けてみた結果 ~NISAで投資信託?初心者おすすめファンドは?プチ失敗も~
最初は+27円に始まり、4年後には+758,326円のトータルリターンとなったインデックス投資ですが、特別なことは何もありません。株価に一喜一憂せずにコツコツ積立てることを継続しただけです。
最後にイチローの名言を紹介
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
引き続きコツコツ!