最近の物件ではドアポスト自体つけることが少なくなっていますが、中古マンションの人気が高騰していることを考えると、まだまだドアポストは出くわす機会が多いのではないでしょうか。実際、我が家も築古マンションを購入し、レガシーの雰囲気を醸し出すドアポストとの生活が始まりました。
レトロな可愛らしさもあり愛着があったのですが、狭い玄関に対してスペースを取りすぎている感が否めず…。そんなときに防犯&防寒対策も丸っとできる「ポストぐちガード くちどめ君」に出会いました。
口コミ数が少ないながらも評判はかなり良好。結構値が張るので購入を足踏みして他の商品も念入りに調べたのですが、これが現状市場に出回る最適解と感じています。
結論、かなり満足しています。
ドアポストがある方は是非参考にしてください。
ドアポストが危ない理由
部屋の中が除かれるリスク
ドアポストは仕組み上、内側と外がつながっているため、部屋の中が見えてしまいます。
ドアポストカバー(投函物の受け皿)がついていれば回避できるように思うかもしれませんが、ドアポストカバーは簡単に外すことができます。よって覗き見られたり、盗撮されてしまうリスクが高いといえます。
サムターン回しの被害にあうリスク
サムターンとはドアの内側から鍵をかけるつまみのことを指します。ドアポストは仕組み上、内側と外がつながることができるため、バールなどの器具を使うことで泥棒のプロによって開錠されるリスクがあります。
サムターンは部屋の中から簡単に施錠ができて便利な反面、防犯の観点でいうとドアポストとの相性は悪いといえます。
我が家のサムターンはスマートロック「セサミ」を設置してるよ
「ポストぐちガード くちどめ君」を選んだ理由
選定にあたっては、防犯対策×防寒対策×スペースの確保の3点が揃う玄関ドアのポスト口を探しました。
防犯対策を考えれば、一見、以下商品もお買い得で良いかも!と思いました。
しかし、これでは内と外がつながる問題がまだ残り、防犯、防寒面では問題が残ります。
また、サイズ感をよく見ると奥行きが7㎝程度もあります。受け皿があるタイプよりもスペースが確保できそうに一見思えますが、我が家のドアポストの受け皿の奥行きが約10㎝。少しはスッキリ感は増しますが、たったの3センチ差なので、根本解決に至りません。
小さなお子さんがいる場合、突起の位置が目や頭の高さと一緒くらいで危険かも…
他の商品も漁ったけど奥行きがスッキリな商品は見つからなかったね
「ポストぐちガード くちどめ君」以外にもおしゃれなものや機能的なものもありましたが、①防犯対策②防寒対策③スペースの確保の三拍子全て揃う商品は「ポストぐちガード くちどめ君」しか見つけられませんでした。これが選定理由の正直な理由です。
「ポストぐちガード くちどめ君」の取り付けは簡単?取り付けレポ
「ポストぐちガード くちどめ君」の取り付けは簡単です。材質がスチール(鉄)なので重さはあれど女性一人での取り付けができたという口コミもありました。10分もあれば取り付けができると思います。
ですが設置前に、マンションに取り付けられている既存のドアポストカバーを取り外すのには少し手こずりました。
概要
まずは概要から。
「ポストぐちガード くちどめ君」は商品構造が簡単なので、サイズ感的には割とどこの家にも合いやすいとは思いますが、購入にあたっては既存のドアポストを自分で取り外しできそうか、サイズ感的に自分の家に合うか確かめておきましょう。
【適用するドアサイズ】
・ポスト(横幅)…200~250㎜
・ドアの厚み…25~42㎜
【商品のサイズ感】
・内側プレート…横315㎜×縦165㎜×厚み1.5㎜
・外側プレート…横345㎜×縦125㎜×厚み15㎜
写真上部が内側プレート、下部が外側プレートです。外側プレートはしっかりと厚みのある鉄なので安心です。
想像よりがっしり感すごくて、そう簡単には破壊できなさそう
そうだね、セキュリティの観点で安心感ある!
「ポストぐちガード くちどめ君」はドアへの穴開け不要、ナットを止めるだけで簡単に取り付けられるので、退去時は原状回復が可能です。
取り付けレポ
まずは取り外し前の我が家のドアポストはこちら。見慣れるとレトロでキュートですが存在感抜群すぎますね。
ドアポストカバーを外すにあたっては、手持ちのドライバーで作業しましたが、カバーの内側に手を突っ込んで作業するため、精密ドライバーがあると楽そう…。
取り付け状況によっては必須かもしれないですね。
既存のドアポストを外しました。
ドアポストカバーを外してみると、内と外を隔てるものは薄い天板なんだな…とビックリ。ドアポストが泥棒に狙われる意味を改めて実感します。ドアポストカバーを外せたら、この薄い天板を外すのはものの数分でできました。
ちなみに跡みたいについているのは家電購入時に貼ってあるような薄いフィルムで、この後ぺらっと取れました。
このあと、内側と外側のプレートはボルトで止めていきます。一人暮らしの場合は、養生テープでドアの外側に取り付けるプレートを仮止めして作業することもできます。我が家は夫婦暮らしなので、重い外側プレートを夫に持ってもらい、部屋の内側でボルトで締めていく作業は妻が行いました。
ボルトは手できっちりと締め切るのは厳しいため取り付けにあたってはモンキーレンチ(スパナ)は必須です。
取り付け時は外側プレートのボルトの穴が暗くてかなり見づらい…造りは簡単なので、手探りでなんとか取り付けることができました。暗がりでやることはないと思いますが、天気の良い日中帯に取り付けたほうがよさそう。
取り付け後のドア内側のビフォーアフターはこちら。だいぶすっきりしました!!
「ポストぐちガード くちどめ君」のメリット
1年使ってみて感じたメリットは以下のとおり。
①~③は商品選定時に意識したことなので既にふれた通りです。
④は実際に取り付けてみて感じた思わぬメリットでした。普段玄関のポスト口を確認しないのですが、気づいたら古いチラシや案内が入っていることがあって、それがプチストレスだったんですよね。
もし本当に投函したいものがあるのであればマンションの集合郵便受けに入れてもらえればいいので、玄関のポスト口が完全封鎖されていても今のところ困ったことはありません。
「ポストぐちガード くちどめ君」のデメリット
続いてデメリットは以下のとおり。
デメリットについてはメリットよりも気になると思うので順番に説明していきます。
①②は避けて通れないデメリットですが、③④は強いて言えばこういうことがあるかもね、くらいの内容です。
内観がダサい
設置後の内観をクローズアップするとこんな感じ。
塗装されておらずスチールそのままなので色味はシルバーのみ。カラバリがない分、インテリアに溶け込みづらいです。無塗装なので剝げちゃうリスクがないので前向きな気持ちで、利点とも捉えるしかなさそうです。。
そして、内側はボルトが丸出しでダサいです。ボルトキャップが本当はついていましたが、いつの間にか割れて2つ取れちゃいました。ボルト自体はそんなに突起が鋭利ではないので、特に気にしていません。笑
ちなみにドアの外側はこんな感じ。可もなく不可もなくな見た目です。
ドアポストカバーなど既存部品の保管場所が必要
もともとドアポストが玄関の邪魔をしていたため、「ポストぐちガード くちどめ君」を購入しましたが、取り付けたからといって、ドアポストカバーなどは捨てるわけにはいきません。我が家は持ち家ですが、将来的に売却をする可能性もありますし。。
ベッド下収納にしまい込んでいますが、保管場所をあらかじめ確保しておく必要もあります。
管理会社から指摘がはいるかも?
玄関ドアの外側は共有部分となります。持ち家だとしても、その点は変わりません。「ポストぐちガード くちどめ君」を設置したとしても大きくドアの外観が変わるわけではありませんので、基本的に問題ない範囲だと思いますが、管理会社がかなり厳しい場合は一言指摘が入る可能性は0ではありません。
私たちが住んでいるマンションでは、玄関ドアに季節の飾り付けをしているご自宅もあり、そこまで厳重ではなかっため、管理会社には相談せずに取り付けましたが、どうしても気になる場合は事前に相談してみてもいいかもしれません。
現状回復ができる商品だったから、うちは特に相談せずに取り付けました!
水道ガス電気会社などと連携が必要かも
集合ポストがあったとしても、電気などの検針票って結構ドアポストに投函されがち。ちょうど電気の検針の方と会話できるチャンスがあったので聞いてみましたが、集合ポストに投函できれば、ドアポストが閉鎖されていても特に問題ない、とのことでした。
まとめ:【ドアポストが危ない!?】築古マンションの防犯&防寒対策には「ポストぐちガード くちどめ君」~狭い玄関にも最適!~
「ポストぐちガード くちどめ君」は内外の隔たりを頑丈な鉄プレートでガードしてくれるため、防犯&防寒対策に打ってつけです。そして、内側のプレートは厚みがわず1.5㎜なので我が家のような狭い玄関に貴重なスペースをもたらしてくれています。
①防犯対策
②防寒対策
③スペースの確保
④投函物の確認漏れ防止
ドアポスト口の商品を選定をするときに防犯対策×防寒対策×スペースの確保の3点が揃うことを条件に探しました。調べた限りでは、この三拍子全て揃う商品は「ポストぐちガード くちどめ君」だけだったので、現状市場に出回る最適解と感じています。
インテリアの側面では決して映えはしませんが、メリットを考えると背に腹は代えられません。
是非ご検討あれ!