地球とつながる、持続可能な電力の選び方
毎日使う電気だからこそ、サステナブルでありたい。
そんな想いで電力会社を探して目に留まったのが「みんな電力」というサービスでした。
最初はサービス名からしてなんか怪しい?と思ったものの、知れば知るほど共感できる理念と信念をもった電力会社でした。
そんな「みんな電力」と契約して2024年1月で1年以上経ちます。
電力高騰情勢も乗り越えながらより愛着が湧いている「みんな電力」について料金以上のメリット/強みやデメリットを中心に紹介します。
サステナブルな価値観を持つ方、是非ご参考ください。
みんな電力:概要
運営 株式会社UPDATER
サービス開始 2016年4月
オール電化プラン なし
支払い方法 クレジットカード/口座振替
料金明細 電子のみ(WEB/アプリ)
解約違約金 なし
電力会社大手ではありませんが、透明性をもって再生可能エネルギー100%を実現する注目の電力会社です。
みんな電力って聞いたことないけど大丈夫?怪しい?と思われる方のために、どれだけ注目されているか情報をまとめてみました。
第3者機関からの評価
SDGsアワード内閣総理大臣賞
東京都キャップ&トレード制度認定
CDP再生可能エネルギープロバイダ認定
市民団体パワーシフト
総理から直々に賞をもらったらしい!
みんな電力を利用してる組織(一部)
丸井グループ
QB House
Patagonia
snow peak
LUSH
横浜銀行
コメダ珈琲
SHIRO
リコー
東京都世田谷区
世田谷区があるの面白い!
自然エネルギーの利用拡大を狙ってみんな電力と契約したらしいよ!
みんな電力:メリット/強み
サステナブル
SDGsに関心がある我が家は毎日使う電気こそサステナブルでありたいと考え選んだのが「みんな電力」でした。
毎日がエコ電気
みんな電力は再生可能エネルギー(以下再エネ)100%なので毎日使う電気でエコライフを実現できます。
再エネとは太陽光や風力などのCO2を排出しない自然エネルギーのこと。
実は家庭から排出されるCO2の約半分は「電気由来」と言われています。
おうちの電気を「スイッチを押すように」再エネに切替えるだけで地球の自然を守ることに繋がります。
パワーシフトに参画
持続可能なエネルギー社会にむけて、電力(パワー)のあり方を、変えていくことを「パワーシフト」と言います。
日本では火力/石炭/ガスなど化石燃料由来の電気が約7割を占めます。
化石燃料から再エネに変えることで家庭からパワーシフトを進めることができます。
顔の見える電力
みんな電力最大の特徴である「顔の見える電力」は他の電力会社にない付加価値をもたらします。
電気を作ってる人の顔がみえる
野菜や果物を作ってる方の顔が見えると安心しますよね。
電気も作っている方が居て、みんな電力では国内の再エネ発電所で働く方々の顔がみえるので自分が再エネを使っているという実感と安心が生まれます。
そして電気を作ってる方々とのつながりを感じます。
これは他の電力会社にはない「みんな電力」最大の強みです。
推しの発電所と特典
電気を作ってる発電所の顔がみえるだけではありません。
電気料金は変わらずに毎月100円を好きな発電所に寄付することできます。
発電所ページではオーナー情報や展望など情報が載っており、地域や産業の創生にチャレンジする発電所を応援することで推し発電所ができるわけです。
そして発電所によっては応援してくれたお礼に特典が用意されています。
ブルーベリー酢、みかんジュース、無添加食パンなどちょっと嬉しい特典です。
ふるさと納税みたいで面白い!
我が家は「小山市東本郷太陽光発電所」を応援しています。
応援を始めて1年後、実際に特典の「無添加食パン」が届きましたがとっても美味しくいただきました♪
一目で応援することを決めたぷぅ
電力量料金がシンプル
どこの電力会社も電気料金体系は概ね「基本料金+電力量(従量)料金+α」となっています。
その内、大手の電力量(従量)料金は基本的に3段階になっています。
例えば東京電力エナジーパートナーTEPCOの従量電灯Bでは以下の通り。
つまるところ電気使用量が多いほど電力量料金が高くなる仕組みです。
電力量を120kWhまでに抑えれば従量料金30円がかかるので電気代がより安くなり、300kWhを超えた分は従量料金40円になり電気代がより高くなります。正直分かりにくい。
一方、みんな電力の従量料金は一定の26.61円。(東京エリアの従量電灯B)
使用量に関わらず従量料金は変動しない上にTEPCOより安いですよね。
ただ先の通り、電気代は従量料金だけではなく基本料金や+α(電源調達費調整額など)もあるので詳しくはHPで最新情報をご確認ください。
みんな電力:デメリット(注意点)
オール電化プランはない
大手電力会社で用意されているようなオール電化用の料金プランはみんな電力にありません。
オール電化でも契約自体は可能ですが電気代が割高になる可能性があります。
北海道/北陸/沖縄に未対応
みんな電力では北海道/北陸/沖縄エリアには対応していません。
今後のエリア拡大に期待ですね。
みんな電力:料金公開<2023年分>
せっかくなので2023年分のみんな電力の電気代を公開します。
1月2022年秋冬からの卸電力市場価格の高騰やロシア・ウクライナ情勢による燃料価格の上昇を受け、どの家庭でも電気代は軒並み高くなりました。
我が家の場合は2023年1月の電気代は過去最高の24,553円。
時期的に加湿器もフル稼働していたと思うので相乗効果でしょうか。
みんな電力さんでもやむを得ず値上げに踏み切り、利用者に対して説明会を行っていました。
みんな電力:Q&A
公式サイトで紹介されているよくある質問を筆者が噛み砕いて3つ紹介します。
- 電力会社の切り替えって面倒じゃない?
実はとても簡単。みんな電力にWEBで申込みするだけ。
・今契約中の電力会社への連絡不要
・工事や立ち合い不要- 停電したときに復旧が後回しにされない?
仕組み上、後回しにされることはない。
停電した際の復旧作業などは、どこの小売事業者と契約しているかに関わらず、送配電事業者が公平に復旧作業を行います。- みんなが再エネにしたらエネルギー足りなくならない?
国民全員がいっせいに再エネを選択すれば足りなくなるが、非現実的な話。
まだまだ再エネの割合は全体の2割。逆に再エネを選択する方が増えれば、再エネの発電所が増えていくことが期待されます。
まとめ【エコ電気】みんな電力を1年以上使って感じるメリット ~サステナブルな未来への一歩~
いかがでしたでしょうか。
電力会社って料金比較だけで決めがちですが、今の時代は「料金以上の価値」が重要です。
是非、価値観のアップデートしてみませんか。
みんな電力のメリット/強み
〇サステナブル
-毎日がエコ電気
-パワーシフトに参画
〇顔の見える電力
-電気を作ってる人の顔がみえる
-推しの発電所と特典
〇電力量料金がシンプル
みんな電力のデメリット
〇オール電化プランはない
〇北海道/北陸/沖縄に未対応
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