親からの結婚反対にどう対処する?
今や結婚・出産を祝福されている私たち。
しかし、初めは親に反対され、結婚予定日を延期せざるを得ない状況に直面しました。
この経験をもとに、親の結婚反対時の対処法について、まとめてみました。
彼女(妻側)目線でまとめてます。
カップルごとに反対理由は千差万別と思いますが、参考になる部分もあると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
【結婚延期!?】親に結婚を反対された時の対処法
まず簡単に私の親が結婚を反対した主な理由はこちら。
・夫の家庭環境が複雑→娘を最優先できる覚悟があるのか?
・夫が幼少期に長期入院経験があること→病弱なのでは?
・夫が個人事業主→職が不安定なのでは?
我が家は母は専業主婦で父はサラリーマン家庭、そして箱入り娘として育った私。
稀有な環境で育った夫を理解して受け入れることが難しかったようです。
リアルな「過保護のカホコ」と友達に言われてます
親へのアプローチ
・結婚あいさつの前にジャブを打っておく
・カミングアウトが必要な内容は小出ししていく
・外堀(親族)から埋めていくのも一つの手
・親の元を一人で訪れて、真剣に話を聞く
あらかじめ結婚反対が予測される場合、
自分が過保護に育てられた自覚がある場合、
結婚の挨拶をする前に何度かパートナーの顔を見せるために親の元へ一緒に行くことで、人柄を知ってもらいましょう。
たとえ住んでいるエリアが遠くても里帰りの度に顔を見せるなど、接触回数を増やしておくと結婚の際に役立ちます。心理学的には「単純接触効果」として、繰り返し接することで好意や親しみが増すとされています。
結婚の挨拶の1年前から彼を数回に渡って会わせるようにしていたよ!
もし兄弟姉妹がいるなら親に会う前に彼を紹介して、味方につけておくのもアリです。ただし、親によっては「私たちに挨拶が先でしょ」となる可能性もあるため、相手をよくみて行動しましょう。
そして、カミングアウトが必要な内容(宗教や毒親など)があれば小出しで伝えていくのがベターです。結婚の挨拶時に言われても親も動揺してしまい、混乱が生じる可能性があるからです。
結婚を反対された後は、一度一人で親の元を訪れてみましょう。パートナーがいる状態だと言えない本音が聞けるかもしれません。親は心配のはけ口が必要であり、同じことを繰り返し聞かされることもあるかもしれませんが、その心配を受け入れ、真摯に聞いてあげましょう。
パートナーに対して失礼なことを言われても、できるだけ口を挟まずに聞き手に徹し、親が9割話すくらいの気持ちで臨んでください。
パートナーへの対応
・反対された理由について向き合って一つずつ対応していく
・親の説得に対応できるようロープレする
・心のケアを行う
親が結婚を反対する理由について、しっかりと話し合い、できる限り問題を解決・乗り越えましょう。理由によっては非常に重く、向き合うのが大変かもしれませんが、問題解決の経過も適宜親に報告し、真摯に向き合う姿勢を見せることが重要です。
私たちの場合、反対理由に対しての対処方法をA4一枚にまとめ、それを親に渡しながら説得を行いました。
まるでプレゼン資料の作成だった!
我が家の場合は、特に親の問題に関してはとてもヘビーでした。
警察や市役所などと連携し、最終的にはパートナーは彼の親と絶縁、という形を取ることになりました。
夫の収入に関する不安視については、夫が親に年収を伝えたり、借金(奨学金だけですが)の状況を伝えたことが安心材料になり、以後口出しされなくなりました。
親への挨拶で結婚を反対されると、心が傷つきますが、同時にパートナーも傷ついている可能性があります。パートナーの味方となり、心のケアをしっかり行ってください。
うちの親に3時間くらい尋問されてたよね…。
祝福される結婚までの道のりは長かった!
私(彼女・妻)の心の持ちよう・対処法
・反対理由が「彼のせい」か否か見極める
・結婚破棄は選択肢にいれてもOK
我が家の場合、結婚を反対された理由は以下のとおり
・夫の家庭環境が複雑→娘を最優先できる覚悟があるのか?
・夫が幼少期に長期入院経験があること→病弱なのでは?
・夫が個人事業主→職が不安定なのでは?
結婚反対の理由を親から聞いたときに改めて考えましたが、どれも彼が悪いわけではないな、と思いました。
彼の家庭環境が複雑なのは決して彼のせいではありませんでした。
健康オタクで私よりパワフル。(今はサラリーマンですが)当時から個人事業主として立派に勤め、稼ぎもありました。
もし「彼のせい」だと感じる節があるようであれば、問題解決に向けて手を打つ必要がありますが、そうでない以上、大好きな彼との結婚を応援してもらえるよう自信をもって説得しました。
最後にズバッと書きますが、もし心に決めた相手との結婚を親に反対されたとき、ケースバイケースで、婚約破棄も一つのカード(選択肢)として自分の心に持っておくことは悪いことではないと思います。
どういったケースかというと…
・相手を信頼できない節があるとき
・相手が親への説得へ前向きでないとき
・親の言葉を聞いて結婚に疑問を抱いたとき
全部の手札を見たとき、彼との今後については「結婚」の一つしかカードだけ、というわけではありません。
過去に別の方とお付き合いしていた時、「君の親ってめんどくさい…」と言われ、私の両親と全く向き合ってくれませんでした。そんな彼に疑念を持ちつつ数年を過ごしてしまったことに若干後悔してます。
当事者としては冷静になることは難しいですが、ムキになって「この人と結婚してやる!!」と熱をあげて変に行動するのだけは避けましょう。
結婚生活は甘い側面だけでは成り立たず、お金や健康など現実的なことも多いですから…。
婚約破棄という冷酷なカードは時に自分を守る矛(ほこ)にもなります
結婚より離婚の方が大変ってよく言うもんね!慎重さや冷静さは大事。
結婚を反対された時こそ、パートナーの人間性を見極める絶好のチャンスです。
現実を冷静に受け止め観察し、それでも「この人を信頼できる」「一緒に生きていきたい」と思えたときは、全力でその気持ちに自信をもってください!!
ちなみに結婚手続きを強行すること自体NGだとは思っていません。(自分たちの人生だし私も何度も考えた)
ですが、それは全ての手を尽くしたうえでの最終手段ということは覚えておいてください。
まとめ:【結婚延期!?】親に結婚を反対された時の対処法
結婚を反対された時こそ、パートナーの人間性を見極める絶好のチャンスです。
結婚報告の時に親に祝福してもらえず、結婚延期したときは心底辛かったです。
ですが、親の言葉ひとつひとつに真摯に対応していったことは、今となっては本当に良かったなと実感しています。
彼の魅力を知る絶好のチャンスとなりましたし、自分自身の奥底に眠っていた結婚に対する心配事にも向き合うことができ、今では当時の経験が私たちの糧となっているように思います。
今では親も彼のことをかなり信頼してくれています。
私たちカップルの一つの経験談になりますが、少しでも参考になることがあれば幸いです。