そんな想いから徹底的な断捨離をして必要なもの以外は手放したところ、現在ではこのとおり、すっきり空間で快適に過ごすことができています。
夫婦で暮らししている中で、大きなストレスや揉め事もなくこの空間を作っていけました。どのような過程を踏んだのかについて話していこうと思います。
まず、自分から行動を起こすマインドセット
同居している相手と同じタイミングでシンプリストの考え方に共感し合えるのは理想的ですが、実際にはどちらか一方が最初にシンプリストになりたいと感じることが多いでしょう。
しかしながら、相手に自分の思想を押し付けることは関係に亀裂を生む原因となりかねません。そこで、まずは「シンプリストになりたい!」という思いを抱く人が主導的な立場を取り、行動を起こしていく姿勢が重要です。
シンプリストの生活のメリットを感じたり、実践することで相手が自然に共感し、一緒に協力していくことがよくあります。ですから、まずは自分から積極的な行動を起こしてみましょう!
自分のテリトリーから着手する
断捨離を始める際、まずは自分の個人スペースから始めましょう。
リビングやキッチンの共同スペースがごちゃごちゃしているのは気になるかもしれませんが、断捨離上級者向けのスペースなので共同の場所の整理は次の段階です。
自分のテリトリーから断捨離を進めることで、断捨離のスキルが着実に身につきます。また、同居人が自分の断捨離を間近でみることで影響を受け、自分も断捨離を試みることが多いです。
共同スペースの断捨離をするときの注意点ですが、共同スペースにあるものは個人の所有物ではなく、共同で使用するものであると考えることが大切です。(それがたとえ自分が購入したものであっても、です。)断捨離のスキルが向上した段階で、共同スペースの整理は同居人と相談しながら進めると、きっと衝突を避けつつ効果的に進めやすくなると思います。
小さい空間から断捨離していく
自分の部屋を持っている方であれば、まずはそこから!と思うかもしれませんがもの考えはマクロ過ぎるかもしれません。まずはミクロにお財布の中から、そのあとはバッグ、そのあとはタンスの一段だけといったように小さいところから徐々に大きな場所へ広げていきましょう。
少しずつ断捨離をしていくことで成功体験が増え、視界に大好きなものだけが目に入ってくる楽しみを体験しやすくなっていきます。
服の断捨離は特におすすめです。服は場所を取りますし、衣替えや洗濯、アイロンがけなどなにかと家事に費やす時間も奪っていきますので、ここがすっきりするだけでQOL爆上げです。
手放し方を知り、行動に移す
一番手っ取り早いのはごみの日に出すことです。ですが、断捨離を進めていくと「もったいない」や「高かったのに」という想いに駆られてなかなか手放せないこともでてくると思います。
そんな時におすすめなのは買い取り業者の活用!
私がこれまでに利用した中で、特におすすめしたいのがブックオフの宅配買取サービスです。
本はもちろん、音響機器、洋服、バッグなど、幅広い商品を買い取ってくれるので業者の選定に時間をかけたくない場合は、受け入れ間口が広いブックオフがおすすめです。自宅まで集荷に来てくれるため、スマホで集荷の手配さえできれば後は楽ちんです。
ブランド品や切手などを高く売りたい場合には、バイセルがおすすめです。
バイセルは店頭利用と出張買取の両方経験していますが、査定員は清潔感があるし、ちょっとした買取に関する雑談も聞いたら教えてくれて好印象でした。ちなみにそんなに高いブランド品は持ち合わせていませんでしたが、それでも若干の値段交渉の余地ありました。
他の手放し方として、断捨離の上級者向けとも言えるのが、メルカリやラクマなどのフリマアプリを利用する方法です。私もフリマアプリを使っていますが、物が売れるまでの間、場所を取ることや取引相手との交渉で労力を費やすことがあります。そのため、3,000円以下の物は売らず、一定期間内に売れなければ処分するなど、ある程度制約を設けて短期間で運用することをおすすめします。部屋がある程度整理されるまでは、あまりフリマアプリに取り組まない方が良い方法かもしれません。
失敗パターンを知る
断捨離を進める過程で、自分のお買い物の失敗パターンを認識することは重要です。
私自身、シンプリストとして3年の経験がありながら、セール品やまとめ買いに弱いです。つい過信して「これなら必ず使い続けるだろう!」と思ってしまうことがあります。素敵な商品を見つけるとつい手に取りたくなり、まとめ買いしたものを見るのが億劫になることも。
完全にストックを持たない主義ではないのですが、まとめ買いセールがあっても誘惑されずに少量のストックを維持するように心がけています。
買わないものリストを作る
魅力的な商品だけど自分が使おうと思うとしっくりこなくてタンスの肥やしになっている…そんなものありませんか?
私の場合、脚を長く見せてくれるハイヒールが大好きでしたが、妊婦時代も経験し、今では快適に歩ける靴を選ぶことが優先順位高くなりました。そのため今では「ヒールの靴は買わない」と自分に決めています。
自分のライフスタイルや好みに合わないアイテムについて、買わないリストを作ることは非常に有効的です。これにより、誘惑に負けづらくなりました。
完璧主義者の精神を手放す
すっきり空間を作るうえで大切にしたのは、妥協と柔軟性を持つことです。私たち自身、自称シンプリストを語っていますが、100人いたら100人が思い描くようなシンプリストを目指してはいません。
ときには妥協し、柔軟な姿勢を持つことで、パートナーの必要とする物や趣味を尊重することができています。完璧主義者にならずにときには例外を持たせることでうまくバランスを取ることが重要だと実感しています。
断捨離するときも目標を高く持ちすぎずに5%だけ今より空間を増やそう、を繰り返していくことで時間をかけながらゆっくりストレスなくすっきり空間を増やしていけると思います。
収納グッズの購入は最後が鉄則!
棚やハンガーなどの収納グッズはすっきり空間をつくるものと思われがちですが、これは陥りがちな落とし穴です。
収納グッズを購入すると単純にその分だけ持ち物も一つ多くなります。しかも棚をつくるとついそこの空間も埋めたくなってしまうのが人の心理。
これ以上手放すものはなさそうだな、と感じたら初めて整理整頓するために収納グッズを購入するタイミングとなります。我が家でもこの収納グッズを購入するのには3か月ほど悩みに悩み決断しました。(とてもお気に入りです!)
【まとめ】 【シンプリスト夫婦の部屋】すっきり空間はこうやって作りました
いかがでしたでしょうか?
「大好きな人や物が主人公になる部屋にしたい」という想いから断捨離を始めました。
すっきりした空間をつくることで、無駄買いが減りましたし、義理親が家にくるときも5分程度で部屋を整えることができるようになりました。
また、心を穏やかにしてくれる観葉植物を大切に育てて愛でることもできるようになりました。
ものを手放していくことで家事も自然と減り、パートナーとのワクワクする時間も増えています。
是非お試しあれ!